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木月こどもキッチンプロジェクトチーム-活動報告-


こんにちは。私たちは子ども食堂を支援する活動を行っているプロジェクトチームです。今回、地域の子どもたちに温かいごはんと居場所を提供する「木月こどもキッチン」の支援活動を、前年度の先輩から引き継いで実施しています。

今年の2月から、活動の引き継ぎや「木月こどもキッチン」を経営されているオーナーとの顔合わせを行いました。その後、実際にオーナーから制作依頼をいただいたものと、プロジェクト演習で制作しなければならないサイトを、同時並行で進めてきました。

今回は、そんな「木月こどもキッチン」の簡単な説明と、引き継ぎ後の活動報告についてお話しします。

木月こどもキッチンの外装

 

◆ 木月こどもキッチンとは

木月こどもキッチンは、神奈川県川崎市で活動している「こども食堂」です。こども食堂とは、地域の子どもたちが安心して立ち寄れる場所で、無料または安価で食事を提供しています。家庭の状況に関わらず、誰でも気軽に訪れることができ、食事を通して地域のつながりを育む大切な場です。
2022年には全国に7,363ヶ所あったこども食堂も、今では10,000ヶ所以上にまで増えており、多くの地域で子どもたちを支える活動が広がっています。木月こどもキッチンでも、地域のボランティアさんたちが協力し合い、毎回たくさんの子どもや保護者の方が集まる温かい場所になっています。

◆ 今回の活動内容

今回、私たちは「木月こどもキッチン」のチラシ制作と、ワークショップの提案を行いました。さらに、同時並行でプロジェクト演習の授業において、高校生向けの活動紹介サイトを制作し、「WEBSEMINARポータルサイト」への掲載を進めました。

☆チラシ制作

オーナーご本人からのご要望で、木月こどもキッチンに食材や資金を支援してくださる企業様向けに、「こういった活動をしています」と紹介し、寄付を促すことを目的としたチラシ制作をご依頼いただきました。制作にあたっては、木月こどもキッチンのInstagramアイコンを参考に、カラーやフォントを選び、団体らしい雰囲気が伝わるよう工夫しました。また、対象が企業様であるため、子どもらしさが強く出すぎないよう配慮しました。
このような発案段階では、プロジェクトメンバー全員で意見を出し合いながら方向性を決定しました。以下の写真は、初期のデザイン案です。

初期チラシ案

 

制作の必須条件としては、

  • お世話になっている企業様のお名前を入れること
  • こどもキッチンの活動内容を伝えること
  • ボランティア支援の案内を掲載すること
  • ロゴやInstagram・Facebookへのアクセス情報を記載すること

が挙げられました。しかし、このデザイン段階では「木月こどもキッチンらしさ」が十分に表現できず、フォントやカラーも視認性が低い仕上がりとなってしまいました。

以下に示すのが本デザイン案です。

本デザイン案1

本デザイン案2

初期デザイン案と比べて、全体が整理され、完成度の高いデザインに仕上がりました。現時点のデザインはオーナーにもご確認いただいており、今後はいただいたご意見を踏まえて修正・ブラッシュアップを進めます。
本制作は授業の一環ではありますが、木月こどもキッチンの継続に直結する重要な取り組みです。時間を確保し、丁寧に進めていきます。

☆ワークショップの提案

こちらもオーナーからのご依頼で、「ご飯を食べに来る子どもたち向けにワークショップを提案してほしい」とのお話をいただきました。チラシ制作と異なり、ワークショップに関しては私たちに一任していただけるとのことでした。

以下の画像は、その際に考案したワークショップの提案内容です。

miroで出たワークショップの案

現時点でのワークショップ開催日は 10月29日 を予定しています。今後は、内容をさらに詰めながら具体的な提案へと進めていく予定です。

☆活動紹介サイト

この活動については、プロジェクト演習の授業課題として、高校生向けに「どのような活動をしているのか」を紹介するサイトを制作しました。開発には、Webサイトのプログラミングアプリである VS Code を使用し、デザインカンプは Figma で作成しました。

紹介サイト初期案

こちらが最初に作成したデザインカンプです。この段階ではメインカラーが濃く設定されており、木月こどもキッチンを紹介するサイトとしてはやや不十分に見える仕上がりとなっています。

紹介サイト第二弾

こちらは、色味などを修正したデザインです。木月こどもキッチンのロゴから色を抽出して制作し、サイト全体のデザインも大きく変更しました。結果として、柔らかくシンプルな雰囲気に仕上げています。

この修正段階では、プログラミングと私のデザイン作業を同時進行で進めていました。細かな連絡や修正点については、随時 miro を活用してメンバー同士で共有していました。

◆ 活動を通して感じたこと

実際にオーナーと一緒に活動する中で、学校だけでは得られない多くの学びを得ることができました。Webやデザインの力が誰かの役に立つことを直接感じられたのは、とても貴重な経験です。これからも、先輩方が築いてきた活動を引き継ぎながら、新しいアイデアを取り入れて、木月こどもキッチンをさらに盛り上げていきたいと考えています。この活動が、子どもたちにとって「また来たい」と思える場所づくりにつながるよう、私たち自身も成長しながら取り組んでいきます。

読んでくださりありがとうございました。
これからも木月こどもキッチンの活動をブログで発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね!

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